「スマッシュトゥギャザー」は、大乱闘スマッシュブラザーズファンが自作した出会い系プラットフォームだが、オープンベータ開始を数日前に控えたところで法的措置による閉鎖に追い込まれたと報じられている。
壊滅的な法的打撃
数ヶ月にわたる開発期間を経て、このアプリは5月15日に対外公認テストを開始する予定だった。しかし、5月13日、落胆したヨッシーのミームを添えたSNS投稿が問題発生を暗示し、「我々は差止命令を受けた」とだけ述べられていた。
我々は差止命令を受けた(ツイートリンク)
— SmashTogether (@SmashTogether) May 14, 2025
開発者が差止命令の送り主を明かしていないものの、アプリが任天堂の格闘ゲームシリーズに直接関連していることから、任天堂がその発信源である可能性が高い。
実現可能性があったもの
このプラットフォームは「スマッシュブラザーズファンのための究極のマッチメイキングサービス」となることを約束しており、恋人や競技パートナーを見つけるための専用アルゴリズムを提供する予定だった。プロファイルにはメインキャラクターやトーナメントでの実績、「メジャートーナメントの予選を突破できる相手」を探すといったスマッシュにまつわるプロンプトを記載するオプションが含まれていた。
知的財産権への懸念と、家族向けゲームと出会い系サービスという型破りな組み合わせが、今回の法的措置の引き金となった可能性が高い。「スマッシュトゥギャザー」チームが自らのコンセプトをブランド名なしで再構築するかどうかは現時点では不明である。