『リマッチ』の開発元SloClapは、ローンチ時のクロスプレイ機能未実装についてプレイヤーからの懸念に声明を発表。スタジオは「この制限をより早く告知すべきだった」と認識を示しました。
『Sifu』『Absolver』のクリエイターが手掛ける5v5マルチプレイヤーアーケードサッカー『リマッチ』は、PC/PlayStation/Xboxプラットフォームで190万人参加の大規模ベータテストを成功裏に終了。しかし早期アクセス開始数時間前にクロスプレイ非対応が確認され、失望の声が広がりました。
メディア向け公開のローンチ記念ブログ記事で、SloClapはクロスプレイ実装における技術的課題を説明。
「コミュニケーション不足の責任を認識」
「多くのプレイヤーがローンチ時クロスプラットフォームプレイを期待されていたことを理解しています」とスタジオは表明。「クロスプレイ初挑戦の開発チームとして最大限努力しましたが、予期せぬ技術的課題により実装が遅れました」
声明は続きます:「この遅延を迅速に伝えることができず、フラストレーションを招いたことへ心からお詫び申し上げます。重大なバグ修正と並ぶ最優先事項として、クロスプレイ実装に全力を注いでいます」
開発チームは基本的なクロスプレイ機能の構築は完了しているものの、インターフェース実装・デバッグ・最終調整・プラットフォーム認証プロセスに追加開発期間が必要だと明かしました。
継続的な技術改良
SloClapは早期アクセスで判明したパフォーマンス問題への対応も詳細に説明:
- ゲームプレイに影響するラグやカクつき
- サーバー/クライアント同期問題
- ボールおよびキャラクターの意図しない動作
チームは現在、クラッシュ・ゴール後のフリーズ・メニュー操作不能など重大なバグの修正に取り組んでいます。
今後の開発ロードマップ
緊急修正に加え、SloClapは4つの重点開発分野を提示:
- コアゲームプレイの洗練
- トーナメント/リーダーボードを含む競技機能
- 観戦機能やチームメイト再戦などのソーシャル強化
- AIボット統合を含むカジュアルプレイオプション
スタジオは小規模チームのため更新に時間を要する点を強調し、プレイヤーの忍耐を訴えました。
ローンチ時の課題にも関わらず、『リマッチ』はSteamで好意的な評価を維持。最初の週末を迎え、同時接続プレイヤー数は着実に増加中です。